江戸しぐさシリーズ第23話聞き耳しぐさ/聞こえても聞かぬ心掛け

■聞き耳しぐさ
江戸庶民は、貧弱な長屋に住んでいました。薄い板と簡単な壁で仕切られていたので、隣家の声は筒抜けでした。そこで生まれたのが、「聞き耳しぐさ」でした。聞き耳をしてはいけないという、しぐさです。
当時は、たとえしっかりした部屋でも障子や襖なので、聞こえても聞かぬ心掛けが求められました。立ち話や衝立ての向こうで話され、偶然耳にした話は聞こえないものとして扱われたのです。江戸の人達の、プライバシーに立ち入らない基本的な態度が、「聞き耳しぐさ」だったのです。
▽不粋オヤジの独りゴト
このオヤジが住んでいる下町も、マンションばかりになってしまいました。でもある一角だけ、昔ながらのベタッとした家が並んでいる地域があります。オヤジが若かりし頃は、そこら中がそうでした。それこそ近所中に、家族の会話・笑い声・兄弟喧嘩、食器の音から料理の匂いまで、生活全部が筒抜けでした。それだけに、貧乏でも平和で安全な時代だったのですね。
確かに隠し事・人のプライバシーに、心ワクワクする方もいるでしょう。職場やどこにでも、ダンボな“情報通”な人がいます。どうしてコイツだけが、こんな話を知っているのだろうということがよくあります。
また「ここだけの話」と言ってそこら中で言いまくっている人間、人の嫌がることを言い放つ奴の浅はかさを感じます。とは言うものの、週刊誌・スポーツ新聞・TVの芸能情報が絶えないのをみると、元々、人間はこの種の話が好きなんでしょうね。
江戸しぐさは偽史であり昭和の時代に創作されたことが、多くの専門家や研究者に
よって明らかにされています。



しんぶん赤旗 25年3月30日付


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